川瀨 浩隆さん
氏 名:(川瀨 浩隆さん)
居住地:(東京都)
年 代:(60代)
性 別:(男性)
学習開始時期:(2022年1月以降)
社会福祉士を目指した理由
それまで他の業界・業種に就労しておりましたが、50歳時に介護福祉士資格を取得、特別養護老人ホームに就労し5年目に介護支援専門員資格を取得、以降は介護支援専門員として地域支援センターや介護型療養病院を経て介護老人保健施設に勤務しております。自分としては、幅広い社会福祉の分野についてきちんと学んだことが無く、その機会を作っていきたいと考え、社会福祉士の資格取得を1つの目標といたしました。
使用した参考書等
①福祉教科書 社会福祉士・精神保健福祉士 完全合格テキスト 共通科目(翔泳社)
福祉教科書 社会福祉士 完全合格テキスト 専門科目(翔泳社)
②らくらく暗記マスター 社会福祉士国家試験(中央法規出版)
③見て覚える!社会福祉士国試ナビ(中央法規出版)
④社会福祉士国家試験のためのレビューブック(メディックメディア)
①は介護支援専門員資格取得時に使用し良い印象であったため、同出版社の書籍を今回も使用しました。②はサイズが小さく通勤や勤務の昼休みなどに活用しました。③④は、教科書通りとは異なる視点から、横断的に社会福祉分野を学ぶのに良い書籍と思いますが、一定の基礎勉強をした上でないと分かり難いかと思います。
合格までの道のり
通信教育では、前述の様に社会福祉を学んでいく様に取組みました。そして、とにかく勉強することを生活習慣化することを考えました。毎日寝る前、10分でも教科書や参考書に目を通すことが当たり前になる様に努めました。そうして社会福祉における制度や人名、用語、名称、内容などに目が慣れる様に取り組みました。本来は学生時代の様に教科書を読みノートにまとめるなどを行いたかったのですが、就労や日常生活の中ではやはり難しく、とにかくまず読むことを癖付けする様に進めました。
各科目は、レポートを作ることが主になるのではない様に進め、試験も意識した勉強を進める様にしたのは受験の1年前頃からでした。模試などは利用せず、過去問題も試験半年ほど前に1回、その時点での試験に対する実力確認と、不得手な部分を抽出し対策勉強するために2年分を行いました。年末にも1回、実際の試験時間での時間配分確認のために1年分を行いました。不合格ならまた来年という余裕のある年齢ではないので、なんとか1回で合格をと考えていましたが、受験直後は点数が少し足りないかなと感じる手ごたえでした。しかし、幸い合格することができました。
これから受験する人へ
社会福祉に係る基本的な分野や高齢者分野などは、今までの様々な経験からも学びやすかったのですが、児童問題や更生保護などの他、今までの自分の人生に経験がない分野も多くありました。社会福祉士の勉強は、文字通り社会福祉全般を幅広く学ぶものと痛感いたしました。
私が一番重視しているのは、介護福祉士での勉強などでもそうでしたが、「できるだけ良質な視点を身につける」ということです。各教科書の内容を、現在の社会福祉における理念・考え方・求められる姿勢などとして理解し身に付けることで、特に相談援助などでは自然と必要な視点からの判断ができる様になるのではないかと思います。資格取得は通過点に過ぎず、各教科書を再度学び直したり、実社会において常に変わっていく制度や分野なども学んでいく必要があります。
社会福祉士は名称独占の資格ですが、実際に学び業務に取り入れていくと、業務独占と言って良いほど専門性が高く奥深く難しい業務内容であり、社会福祉士を目指す皆様にとって明らかにやりがいのある仕事となると思います。皆様のご健闘をお祈り申し上げます。